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山本 弘(やまもと ひろし、1956年 - )は日本のSF作家、ファンタジー作家、ゲームデザイナーである。京都府出身。最終学歴は京都市立洛陽工業高等学校電子科卒業。 前と学会会長。「山本弘」はペンネームだが、本名も読みは同じで漢字が異なる〔奇想天外1977年8月号によれば、「ネオ・ヌル」主催者筒井康隆の論敵山野浩一に似た名であることをはばかったためである〕〔本名の漢字は「山本浩」(角川書店『ザ・スニーカー』1995年12月5日発売号の158頁において本名を公開している)〕。日本SF作家クラブ会員。 == 小説・SF関連 == アマチュア時代に筒井康隆主宰のSFファングループ「ネオ・ヌル」に参加、1976年からSF同人誌『NULL』にて短編小説を発表する。また、やはりSF同人誌『星群』にも参加。のちに改稿され商業誌に発表された「シュレディンガーのチョコパフェ」は、最初『星群』のオリジナル・アンソロジーに発表されたものである。同作により、1986年にSFファンジン大賞・創作部門を受賞。 1978年、第1回奇想天外SF新人賞佳作を受賞した「スタンピード!」でデビュー。このとき同時に佳作を受賞した作家に新井素子がいる。処女長編は1988年出版の『ラプラスの魔』(角川文庫より刊行)。 ゲームデザイナー集団グループSNEでSF、ファンタジー小説を手がけ、現在はグループSNE社友。1990年代の著作の大半はライトノベルの長短編で『ソード・ワールド』シリーズ(富士見ファンタジア文庫)および『妖魔夜行』・『百鬼夜翔』シリーズ(角川スニーカー文庫)の主要著者グループの一人である。ソード・ワールドにおいては西部諸国、『妖魔夜行』シリーズでは世界観の基本設定を担当し、森崎摩耶、穂月湧を主人公としたシリーズを執筆している。また浜本弘として自作にチョイ役で出演している。このことは後日コンプRPGの読者にシナリオネタにされている(『生みの親を死守せよ!』という作品が同雑誌の妖魔夜行コーナーで投稿作品として紹介されている)。 ライトノベルSFの分野では『時の果てのフェブラリー』などの作品があり、この分野においては、野尻抱介らとともにハードSF志向が強い作家のひとりである。「SFの本質はバカ(バカバカしさ&真剣さ)である」というスタンスを表明しており、現実にはありえない発想に科学考証を加えるというセンス・オブ・ワンダーを重視している。 ライトノベル分野以外では、2003年以降SF作品を精力的に発表し、正統派のSF作家としての評価を急速に高めた。2004年の長編『神は沈黙せず』は第25回日本SF大賞候補作に、2005年の短編「メデューサの呪文」はSFマガジン読者賞に選ばれた。2006年の連作短編集『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞候補になり、英語版も刊行されている。2007年の連作長編『MM9』は第29回日本SF大賞候補になり、さらに『SFが読みたい!』のベストSF国内篇の第2位となるなどした。同作も『アイの物語』に続いてハイカソルより英語版が刊行された。2011年、『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞日本長編部門(小説)を受賞。 「主人公は世界の本当の姿を知らない」「現実は見た目どおりではない」というスタンスの作品を示す「パラノイアSF」という概念をたびたび提唱している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「山本弘 (作家)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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